絶賛本が読めないでいる。
誇張ではなく本当に春先から今の今にかけて、
何回か「本腰入れて読むぞ!」
多分、脳が文字を認識することを拒否しているんだと思う。
何も難しい専門書を読んでいるわけでもないし、
ちょうど一年前、「推しも読書してるから、私も読書する!」
その当時、かなりゆっくりのペースではあるが読み進めていた『
『翔ぶが如く』にいたっては、
(※1 川路…日本警察の父こと、川路利良のこと。『翔ぶが如く』
いや、原因は鬱々としたメンタルからくるもんだって分かってる。
そういう時こそ気分転換に読書すりゃいいのに、
これはいけない、リハビリする必要があると思って、久々に本を買った。
「HHhH プラハ、1942年」(ローラン・ビネ著、高橋啓訳/創元文芸文
第二次世界大戦下のドイツで、辣腕を振るいに振るいまくったナチス・ドイツの高官、ラインハルト・ハイドリヒの人生と、そのハイドリヒの暗殺計画『類人猿(エンスラポイド)作戦』について、その後のナチスによるチェコ人への報復を描いた作品である。
カタカナ五文字以上の単語を覚えられない私だが、何故か強烈にナチス・ドイツという集団に興味を惹かれて早数年。(決して彼らの思想や彼らが行った残虐行為には全く賛同はできないが)気持ちが落ちると必ずといっていいほど、こちらの方面に好奇心の矢印を向けている。といっても、ナチスを扱った映画を見たり、ウィキペディアを読んだり(?)、ゆっくり実況を聞き流すという、浅瀬でちゃぷちゃぷしてはきゃっきゃするレベルだが。
どうして興味を抱いているのかは、未だに自分の中でもしっくりとした理由を確立できていない。多分最初は軍服がかっこいいとかそんなもんだったはずだ。あと、多感な時期にルーデル閣下(※2)のチートっぷりを知ったからとか。
(※2ルーデル閣下…ドイツ空軍の軍人、ハンス=ウルリッヒ・ルーデルのこと)
購入した『HHhH』は口コミを読む限り、ある程度の時代背景や、ナチスや関連人物に関しての知識があることを求められる、らしい。浅瀬できゃっきゃレベルでも大丈夫ですかね…。
知識ほぼゼロな状況で挑むことに対して戦々恐々としているが、俄然興味はあるので、なんとか読書をするきっかけとなってくれることを願う。